SCN2022:セレブラス：Cerebras CS-2　ユーザーファーストインプレッション

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• 投稿日 2023年4月14日
• 最終更新日時 2023年4月17日

概要：

明治大学理工学部情報科学科の宮島敬明様、福岡伶音様により論文発表頂いた「 Cerebras CS-2を用いたリダクション処理の実装と性能評価」の一部内容のご紹介を頂いています。研究の最終目的は大規模な科学技術計算への CS-2 の適用可能性を理解するために行われるもので、今回はSTREAM ベンチマークを模した指標を用い実機の演算性能とメモリバンド幅の測定ならびに消費電力の評価のご説明を頂きました。

近年の計算機は演算能力が向上し続けるも、メモリ帯域と演算性能の比率は悪化し続け、消費電力も性能向上の阻害要因となっており、またマルチノード環境でも非常に長いノード間通信がボトルネックになり、スケーリングが問題となっています。問題を解決すべく開発された世界最大のチップ WSE-2搭載のCS-2は高性能計算および深層学習向けのアクセラレータで、非常に高いメモリバンド幅と演算性能、電力効率を達成している点において、科学技術計算への適用可能性について触れています。